タカラ産業ではCSR活動に積極的に取り組んでいます。CSR活動とは、Corporate Social Responsibilityの略で直訳すると企業の社会的責任という意味です。企業は製品を作り、製品を販売し利益を生み出します。しかし、利益を生み出すだけでなく企業の持続可能な成長を図るため、従業員や地域社会などとの対話を通じて社会的公正や環境に配慮する責任があります。この活動を「CSR活動」といいます。
タカラ産業では、SDGs目標の達成のための活動を主なCSR活動とし、従業員・ステークホルダーの皆様とともに社会に貢献していきます。
ステークホルダーとは:利害関係者のこと。具体的な例を出すと株主、消費者、取引先の企業等直接的なステークホルダーなどです。間接的なステークホルダーもおり、従業員の家族や、地域社会、行政機関などが挙げられます。
SDGsってなに?
SDGs(Sustainable Development Goals)とは、国連が掲げる持続可能な開発目標のことです。貧困や不平等、気候変動、環境劣化、繁栄、平和と公正など、私たちが直面するグローバルな諸課題の解決を目指すための目標で「17の目標(ゴール)」を掲げています。
「誰ひとり取り残されない」という基本理念のもと、各国が力を集めて目標達成を目指しています。
タカラ産業での活動
タカラ産業ではSDGsプロジェクトを立ち上げ、影山グループ企業とともに17項目すべてに対して取り組んでいます。その中でも特に「エコアクション21」の認証取得、「環境法令順守や廃棄物削減、エコ商品の選択」に重きを置いて取り組んでいます。
また、2022年には太陽光発電のソーラーパネルを設置し二酸化炭素の発生量の削減を達成しています。
エコアクション21の認証取得活動
エコアクション21とは日本政府の環境省が作成した環境マネジメントシステムのことです。環境保全活動の目標設定、実施、評価、改善を繰り返すPDCAサイクルを基礎としており、環境パフォーマン評価と環境報告も含まれています。ISO14001と似ている点がありますが、ISOは国際規格、エコアクションは国内規格といった違いがあります。どちらの規格も環境への評価基準は同等の内容になりますが、タカラ産業ではエコアクションを採用しています。実際にエコアクション21を導入し生産性の向上を実感することができました。2022年と2023年の各項目を比べると減少したのが分かります。
二酸化炭素の排出量
214.14kg→129.53kg
廃棄物
10.8kg→8.39kg
総排出量
5.71㎥→5.00㎥
化学物質使用量
506.67g→359.66g
不良品
溶接168件→98件
塗装236件→183件
項目使用量と実際の生産活動に見合った目標を立てることでモチベーションアップにつながっています。
ソーラーパネルの設置における二酸化炭素削減の効果
タカラ産業では2022年12月から太陽光発電の稼働を開始しており、計300枚のパネルが設置されています。当初の計画で年間48.73tの二酸化炭素量削減が見込まれていました。2021年と2023年の比較で二酸化炭素量を-75t削減に成功しました。削減量は41%減です。
※2022年は外部的要因で生産量が落ちていたため平均的な通年稼働量があった2021年と設置後の2023年で比較しています。
その他のSDGs活動
SDGsの17の目標を覚える
SDGsの社内推進にあたり、朝礼の際に1日一目標ずつ声に出して唱和しています。声に出すことで自然と覚えていくことができます。
環境美化活動
会社周辺の環境を整えるため清掃活動を実施しています。以前は小規模で行われていましたが、現在は各部署から数名ずつ出してもらい清掃活動を実施しています。
マラソン大会参加
健康的な未来を目指してマラソン大会へ出場しています。社員の中から参加したいとの声があり、沼津スマイルマラソンに参加しました。ランナーは出場回数を重ねるにつれて増えています。応援のメンバーも増え社内の雰囲気向上につながっています。
ペットボトルキャップの回収
世界中の子供たちにワクチンを届けるために回収を行っています。このキャップは回収した後に富士市のリサイクルセンターへ持っていきます。
まとめ
以上がタカラ産業で行っているSDGs活動です。CSR方針等、詳細はこちら(ホームページCSRリンク)にまとめています。影山グループ全体でSDGs目標達成のために各社プロジェクトとして活動を進めています。
タカラ産業はこれからも目標達成の為、活動を実施してまいります。